本徳寺では下記の通り、永代経法要が勤められます。「永代経」という名のお経が別にあるわけではありません。仏の願いに目覚めた人が尊いみ教と仏のお徳を子々孫々に伝えるために勤める法要です。

死別を縁に人の命のありようと行く末を仏の願いの中に見出した人が、故人に代わって布施行をつくし、仏徳賛嘆の行に自参して故人との関係を成就させる浄土真宗独特の営みです。さらに、この行事を通してより深く仏法を聞く機会に出会うことが肝心です。

礼讃文にこうあります。「人身受け難し、今既に受く。仏法聞きがたし、今已に聞く。この見今生に向かって度せずんば、さらにいずれの生に向かってか、この身を度せん」。人に生まれることはまれなる縁であり、仏法を聞き仏になることはさらに難しいことです。「棚からぼた餅」ですら口を開けなければ餅は口には入りません。仏法を聞くことも同様です。

このように永代経法要はわが子わが孫は勿論、一人でも多く方々に気付いてほしい、という仏縁のあった先達の永代の思いに支えられているのです。下記の通り永代経法要を修行いたしますので謹んでご案内申し上げます。              

合掌

 

 

日程

4/9(土)・4/10(日) 

AM7:00~

晨朝勤行(本堂・蓮如堂) 

⇒ 法話(蓮如堂)

PM1:00~

永代経勤行(本堂)

⇒ 説教二座(蓮如堂)

導師/ 本徳寺住職 大谷昭仁師
布教/ 正圓寺住職 水杉悟史師