追弔法要案内 本徳寺故世話役/播州真宗門徒  9/5(日)pm1:00~

健康で若い躰は乗り心地のよい乗物です。運と努力によって手に余る財や福を享受しますが、「老・病・死」は根こそぎそのすべてを奪っていきます。人は自らの命を生きますが、命の依って来る由縁と逝くところに疎いものです。従って、心底落ち着く処を知りません。転変する心身に右往左往して最後はただ骨になるばかりです。

現世の娑婆はかくもはかなく悲惨です。この原因を仏教では無明といいます。過去において数知れない先祖・先達がお念仏の真意を聞き、仏の慈悲に促されて、この過酷な無明を見通す智慧を戴いていかれました。

先に行く者は後を導き、後の者は先を訪うとおり連綿と続く法義相続が浄土真宗の追弔会をかたちづくって来たのです。ご法要では追弔の趣旨を表白に顕して、厳かに阿弥陀経作法によって勤修されます。

舎利佛への釈尊の問いかけを私に対する説法と受け止めて、浄土のさとりを領解させていただきましょう。

つきましては、9月5日・日曜日・午後1時から亀山本徳寺本堂にて「播州門徒追弔法要」を勤修いたしますので、是非ともご参加下さいますようご案内申し上げます。

 

コラム 『いのちの真実を知る